先日までの総裁選で高市氏が当選しましたね。
日本初の女性総理ということもあり、
期待感が高まっているように感じています。
そんな高市氏の勝利会見での発言で、
「私自身もワーク・ライフ・バランスという言葉を捨てます」
「働いて、働いて、働いて、働いて、働いてまいります」
という発言をされました。
この発言を受けて、「昭和の日本が戻ってくるのか?」「いまさらライフワークバランスを切り離せない」などといった不安の声があがっているようです。
この点について、私は、
あくまで、高市氏の日本初の女性総理としての決意表明で、これからの日本のリーダーを担う人として期待感を向上させる発言だと感じました。
つまり、国民全員にそれを求めるものではないという認識です。
今回は、高市氏の発言から、再び話題となったライフワークバランスをテーマにして、
自分の体験をもとに起業・副業を始めるにあたっての考え方をまとめました。
私はこれまで、いかに効率よく成果を出し、プライベートの時間を捻出する努力をしてきました。
少しでも参考になれば幸いです。
起業・副業を始めたきっかけと当初の理想
私が、会社員として働いていた頃、いつも頭のどこかで「もう少し自由に時間を使いたいな」と感じていました。
朝から晩まで働いて、帰宅したころには家族はもう眠っている。
休日は疲れを取るだけで終わる。
「このままでいいのかな」と思いながらも、
日々の仕事に追われて時間だけが過ぎていきました。
そんな中で芽生えたのが、「起業や副業に挑戦してみよう」という想いです。
もっと家族と過ごす時間を増やしたい。
自分の興味やスキルを活かして、やりたいことに挑戦したい。
そう考えて、一歩を踏み出すことにしました。
起業や副業を始めた当初は、正直ワクワクしかありませんでした。
「自分で働き方を選べる」「好きな時間に仕事ができる」
そんな自由な生活を思い描いていました。
朝はゆっくりコーヒーを飲んで、
午前中に集中して仕事を片付け、
午後は家族とランチをしたり、趣味の時間を取ったり。
そんな理想の1日を思い浮かべていました。
でも、実際にやってみると、現実は少し違いました。
起業や副業には「自由」がある一方で、全ての責任が自分にあるというプレッシャーもあります。
「仕事を取らなければ収入がない」
「常に新しいことを学び続けなければいけない」
気づけば、会社員時代よりも長くパソコンの前に座っている自分がいました。
働きすぎて気づいた「バランスを崩すサイン」
最初のうちは、忙しいことが「頑張っている証拠」だと思っていました。
でも、少しずつ違和感が出てきました。
家族と食事をしていても、頭の中では仕事のことを考えてしまう。
夜遅くまでパソコンに向かい、気づけば日付が変わっている。
休日もスマホでメールを確認するのが癖になっていました。
そのうち、心が疲れてしまったんです。
「せっかく自由を求めて起業したのに、なんでまた時間に追われてるんだろう?」
自分でも笑ってしまうくらい、理想と真逆の状態になっていました。
このままではいけないと思い、
ようやくバランスを整えること”の大切さに気づきました。
バランスを取り戻すために実践したこと
最初に取り組んだのは、会社への時短勤務の申請でした。
私は、会社員、起業家、個人事業主の三刀流のため、理想の働き方、生き方をしたいという思いから、
子育ての兼ね合いもあり、会社へ時短勤務の申請をしました。
男性で時短勤務ということに、
はじめ上司は戸惑っていましたが、
通勤や子育て時間についてスケジュールを見える化して時短勤務の必要性を伝え、納得してくれました。
もちろん、時短勤務の中でも他の社員よりも成果を出すことでより説得力を持たせました。
そうして、起業・副業の時間を確保できるようになりました。
具体的には、
- 9:00-16:00は会社員として、TODO一つひとつに対して優先順位を必ずつけ、最も重要な仕事を集中して終わらせる
- 通勤時間は、webライティング、ブログの時間に全振りする
- 夜は起業の事業計画・準備に時間を費やす
このリズムを守るようにしました。
同時に、「やらないことリスト」を作ったのも大きかったです。
テレビ・youtube・SNSをだらだら見ない、無理にすべて自分でやろうとしないなど。
小さなことですが、これを守ることで心の余裕が生まれました。
24時間をフルにスケジュールすることで、家族と過ごす時間が自然と増えたんです。
帰宅後に 一緒に遊んだり、夕食を作ったりする時間を確保できるようになりました。
「忙しいけど、心は穏やか」という感覚を久しぶりに取り戻しました。
起業・副業の成功を再定義してみた
起業や副業を始めた当初は、「もっと稼ぎたい」「もっと成長したい」と思っていました。
もちろん、それも大切です。
でも今の私は、「自分の人生を犠牲にしない働き方」こそが本当の成功だと感じています。
お金や実績よりも、
- 家族と笑い合える時間
- 自分の健康と心の安定
- やりたいことを自分のペースで続けられる環境
これらを保ちながら働けることが、一番の豊かさだと思うようになりました。
「成果を出す=頑張り続けること」ではなく、
「自分らしく生きる=続けられるバランスを見つけること」。
これが私の中でのワークライフバランスの再定義されしました。
これから起業・副業を始める人へ伝えたいこと
これから起業や副業に挑戦する人に伝えたいのは、
最初から完璧なバランスを求めなくていいということです。
私も最初は失敗だらけでした。
時間の使い方もうまくいかないし、理想とのギャップに落ち込むこともありました。
でも、試行錯誤を繰り返すうちに、
「バランスって、静止していることじゃなくて、揺れながら整えていくもの」だと気づいたんです。
大切なのは、「自分が何を大切にしたいか」を意識すること。
その軸さえあれば、多少ブレてもまた戻ってこられます。
起業や副業は、自分の人生を自分の手で形づくる最高のチャンスです。
仕事も、家族も、自分の時間も、すべてを選べる立場になれる。
だからこそ、焦らず、自分のペースでバランスを育てていってください。
ワークとライフを分けない「生き方」へ
今の私は、「仕事」と「生活」を完全に分けようとは思っていません。
むしろ、どちらも自分の人生を豊かにする大切な要素だと感じています。
朝のコーヒーを飲む時間も、
家族と過ごす夕暮れも、
仕事で得た小さな達成感も、
すべてがつながって今”をつくっている。
ワークライフバランスとは、
「仕事とプライベートを分けること」ではなく、
どちらも大切にしながら、自分らしく生きることなのかもしれません。
では、また!